駒澤大学高等学校居合道部
全日本剣道連盟居合
夢想神伝流

通常稽古

《最初の礼》
・整列、着座 ・姿勢を正して黙想 ・正面に礼 ・先生方(上席)に礼 ・お互いに礼 ・刀礼、礼

《柔軟体操》
 1.跳躍
 2.屈伸(膝伸ばし)
 3.伸脚(左右の足方向に足を伸ばし、腰をさげる。通常の深さと深く下げる。2通り)
 4.前後屈
 5.体の回旋
 6.肩回し(腕回し)
 7.アキレス腱(左右の足を交替で)
 8.手足 足首 首回し
 9.腕のストレッチ(左右の腕を交替で)
10.肩のストレッチ(左右の肩を交替で)
11.片足で立って、腿のストレッチ(左右の腿を交替で)
12.足腰のストレッチ
  ① 腰のストレッチ(座って、足を前に投げ出し片足を他の足と組んで)
  ② 四(4)の字のストレッチ
  ③ 股関節のストレッチ
13.(立って)足上げ(前後に足を開いて、腰を上げてゆっくりと下ろす)各10回
14.(立って)足替え(足を前後させるのと同時に手を足と共に前後させて)各10回

《基本稽古:帯刀》
15.素振り
  ①右足前20回  左足前20回
  ② 前後後退(半~1歩)の素振り(右足前 左足前 各20回)
  ③片膝をついた姿勢での切り下ろし(右足前 左足前 各20回)
  ④受け流しに振りかぶっての切り下し(両足は横に開き、切り下す度に腰をおとす)10回
  ⑤抜き付けの稽古(左右の足を踏み出して)10回
16.その他の素振り
  ①歩み足の素振り 腹までの切り下ろし 顎までの切り下し 総切り 袈裟切り 虎乱刀
  ②30秒かけて腹まで斬り下ろす5回
  ③抜刀稽古(10回)(初発刀の血振るいを横血振るいにして、左右の足を交互に出して斬る。
    ※立ち姿でもできる

《稽古》
  ①合わせ抜き:全剣連規定12本 声掛けは交替にて
  ②合わせ抜き:古流(夢想神伝流)初伝 声掛けは交替にて
  ③自由稽古
  ④コーチ指導: ・構え ・素振り ・抜刀 ・納刀 ・目付 ・切付
  ⑤試合稽古(試合形式の稽古) ―見学者は感想メモを書く―
    ※審査の形式に準じて「正面の礼」から演武(5本1セット6分)

《終わりの礼》
・整列、着座 ・刀礼、礼 ・姿勢を正して黙想 ・正面に礼 ・先生方(上席)に礼 ・お互いに礼

技前の名称

 1.前(まえ)(正座)
 2.後ろ(うしろ)(正座)
 3.受け流し(うけながし)(正座)
 4.柄当て(つかあて)(居合膝)
 5.袈裟切り(けさぎり)(立ち居合)
 6.諸手突き(もろてづき)(立ち居合)
 7.三方切り(さんぽうぎり)(立ち居合)
 8.顔面当て(がんめんあて)(立ち居合)
 9.添え手突き(そえてづき)(立ち居合)
10.四方切り(しほうぎり)(立ち居合)
11.総切り(そうぎり)(立ち居合)
12.抜き打ち(ぬきうち)(立ち居合)

夢想神伝流(業前の名称)

初伝(大森流)(正座)
 1.初発刀(しょはっとう)
 2.左刀(さとう)
 3.右刀(うとう)
 4.当刀(あたりとう・とうとう)
 5.陰陽進退(いんようしんたい)
 6.流刀(りゅうとう)
 7.順刀(じゅんとう)
 8.逆刀(ぎゃくとう)
 9.勢中刀(せいちゅうとう)
10.虎乱刀(こらんとう)(立業)
11.逆手陰陽進退・替手陰陽進退
   陰陽進退替業(ぎゃくて・さかて・かえて)
   いんようしんたいかえわざ
12.抜刀(ばっとう)抜打(ぬきうち)

段審査の方法

1.五段以下の実技審査は、規則第15条に定める付与基準に基づくほか、 全日本剣道連盟居合(解説)の審判・審査上の着眼点のうち、特に下記の項目に留意し、 当該段位相当の実力があるか否かを審査する。
ただし、審査の方法は、地方代表団体の実情に応じて、それぞれが定める実施要領により行う。
(1)初段から三段まで
   ① 正しい着装と作法
   ② 正確な抜付け、切付け
   ③ 正確な血ぶり、角度
   ④ 正確な納刀
(2)四段及び五段
初段ないし三段の留意項目に下記の項目を加えたもの
   ① 心の落着き
   ② 目付け
   ③ 気魄
   ④ 気・剣・体の一致

2.六段から八段までの実技審査は、初段から五段までの着眼点および留意項目に加え、下記の項目について、更に高度な技倆を総合的に判断し、当該段位相当の実力があるか否かを審査する。
   ① 理合
   ② 風格・品位

3.実技審査における実施本数および内容は次のとおりとする。
   (1)実施本数は下記のとおりとし、全剣連居合の技は当日指定する。ただし、古流の技は特に指定せず、受審者の任意の選択によるものとする。 初段から三段まで 全剣連居合5本 6分(うち1本は古流に代えてもよい)
   (2) 刀礼は、すべて全剣連居合の礼法による。
   (3) 時間の計測は、審査場に入場し、正面の礼をしたときから、演武終了後、 正面の礼を終了し、携刀姿勢になったときまでとする。

4.五段以下の筆記試験は、当分の間、地方代表団体の定めた方法によって行う。